スタッフインタビュー

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井上 正人

「あなた、10年後にがんになりますよ 」
といったら放っておきます?
「こういう風にすれば、がんになりませんよ」
って言ったら必死にメンテナンスしますよね。
歯も同じことです。メンテンナンスしましょう。

いのうえ歯科医院  院長 井上 正人

こちらの医院さんは、始めてどれくらいになりますか?

平成7年にこの医院を立ち上げて27年(インタビューは2014 年12月)になります。 グループで6医院あり 、僕が一代目です。 歯科医になったきっかけは、母親です。 歯が悪くて、歯医者行けば歯を抜かれて来ることが多く、「おかしい」と思ったので、僕が診ようと思いました。

歯医者さんは治療が痛くて、行きたくないところというイメージなのですが。

日本は、「歯が悪くなってから歯医者さんに行って治す」というイメージが染みこんでますよね。 残念ながら、日本の意識は遅れて、海外だと悪くならないようにメンテナンスに重点を置きます。 「悪くならないようにする」というイメージです。 悪くならないようにコントロールしていくことをメインにしていきたいのです。 残念ながら、お口の細菌検査をすると、汚い方が多いのが現状です。 お口が汚い人と、キスしたいと思いますか?したくないですよね。 ガンになってから治すよりは、ならないように予防しますよね。 ガンになってから治すよりは、禁煙などをして、ならないように予防しますよね。

「あなた、10年後にがんになりますよ 」といったら放っておきます?
「こういう風にすればがんになりませんよ」って言ったら、必死にメンテナンスしますよね。

フィンランド、スウェーデン は予防が進んでいます。 韓国にも視察に行きましたが、韓国の方がすすんでます。 韓国では、CTが医院にあって当たり前ですが、日本のCT普及率は5%です。 CT撮影の費用は高いし、ほぼ自費です。 日本の皆保険制度はいいところもありますが、「悪くなってから治せば いいや」という意識を植え付けています。 ところが、海外の意識は自分で保険に入るので、無駄な出費をしないように頑張ってケア をします。 10歳の子どもの歯を虫歯にさせたいですか? 一生きれいな歯でいさせてあげたいですよね。 予防とは、そういうことですよ。 歯の不具合は、早期発見が一番です。 車には、車検の制度があるじゃないですか。 ところが、アメリカにはありません。 車検がないから、車が道端で止まってしまうこともあるんです。 急に止まっちゃう車があるので、信号待ちの時にとても間隔を空けて止まるんです(笑)。 下手すると、3メーターくらい開けてます。 制度によって 、人の行動が変わるんですよね。 矯正する人の割合については、海外は2人に1人しています が、日本は5人に1人です。 歯並びを治したら、人気の出た芸能人はいっぱいいます。 「芸能人は歯が命」と言いますが、一般の人もそれくらい意識を高く持ってほしいです。(マウスピース矯正の詳細ページはコチラ) 歯のことは後回し、ブランド品にはお金を掛けるけど、歯にはお金をかけない人がいます。 口の中は、人の性格が出ます。 きれいな人は、口の中もきれい。 1万人前後見てきていますけど、それは感じます。 昔は、意識が低かったので、もっとひどかったです。

病は口から入ります。
歌って 喋って 食べて、ストレスを口から発散しますよね。口は大事なんです。

体動かなくても、口だけ動けば何とかなりますから。

口が達者じゃないために体がだんだん弱っていく。

そうです。 食べられなければ、人間も動物も死にますしね。 あと、脳と口は近いので、密接な関係があります。 ちょっと前まで、「いたい表」を医院に張っていまし た。 「痛い・痛くない・やや痛い・全く痛くない」を患者さんにシールを渡して張って帰ってもらう 。 「全く痛くない、痛くない」に、ほとんど付いていましたね。
こっちはドキッとしますけどね。

チャレンジングですね

賭けですよね(笑)。

来る患者さんからすると、それを見れば、安心材料になりますよね。

井上 正人

ただ診察台に乗るのさえ、怖いんですから。 僕も治療されるのは、嫌です。(笑) 自分で、どういう内容の治療か把握できるからいいですけど。 痛くなくするためには、悪くならなければいいのです。 すなわち、「予防」をすればいいのです。 治療が終わったら、細菌検査をするんです。初診時にもするんです。 菌が多い人は「菌をなくしましょう」とお話します。 全部治したら、メンテナンスで悪くならないように、維持管理するようにします。 歯磨きに自信のある人はいいですが、自信のない人は「3ヶ月に一回来て菌をなくしましょう」と話します。 菌って 、一晩で繁殖するんですよ 。 夜寝る前の菌の量と、朝起きたときの菌の量は桁違いです。 7~8時間食事をしないだけで、菌は増えてます。 朝が一番汚いんです。 口臭が出るのはだいたい口の中が原因で、菌がいっぱいいるのです。 排水溝のにおいがします。 パッと見がきれいでも、菌の検査をすると口に中に菌がいっぱいいるのです。 300種類、いい菌も悪い菌もいます。 でも、口臭がきつい人は、めったにいないような悪い菌がいるんです。

営業マンで口の臭う人いますよね、みっともないです。 ある程度のエチケットはするべきだと思います。 日本人の歯のメンテナンスが活発化すると、歯科医の数が足りなくなると言われています 。 「歯科医院が多い」のではなく、「メンテナンスに通うという意識の人が少ない」のです。 みんなが3ヶ月に一回来るようになったら、歯科医院の数は足りませんよ。

治療じゃなくて予防にきてほしい?

そうです。
海外のドクターは、一日に10~15人しか診ません。 自費なので、1人ひとりに時間をかけて丁寧にやるわけです。 日本は、30人診ないと経営が成り立たない、そこが問題なんです。 そして、銀歯を入れているのは日本人くらいですからね。 とても先進国とは言えません。

保険で詰め物をすると、どうしても銀歯になりますよね。

銀歯は一番安い、「最低限の治療ができればいい」という保険なんです。 戦後もうじき70年になろうとしているのに、戦後やっていたことを同じことをまだやっています。 時代が変わっているのに。 銀の土台は、金属疲労が起きます。 銀を土台に使うと、酸化して歯 ぐきが黒くなります。 つい10年前まで、水銀由来の「アマルガム」っていうのも使ってました。我々は知ってるけど国民は知らない。 うちに来ている患者さんには、体によく、持ちがいいものを勧めています。

グループ展開されていますが、メリットはありますか?

他院のドクターの目があるので、常に切磋琢磨しています。
いいドクターに、他のドクターが染まっていくんです。

一人で診療している先生は、誰にも監視されません。 「何やってんの?」って、誰も言いません。 グループがあると、どういうふうに治療しているのか、分かってしまいます。 インプラントや、難しい外科手術を伴うものは、他の歯科医院で「大学病院に行ってくれ」って言われることも あるそうです。 でも、大学病院に行くのって、相当大変じゃないですか。

大学病院に行かなくても、だいたいのことは当院で、できますよ。

ほとんどの方が、「できたら近くでできたらいい」というのが本音なんじゃないでしょうか? 入院する場合は、大学病院をご紹介します。 医者も歯医者も、6~7割は、「勘」なんですね。 経験に基づく「勘」が大事です。 難症例に関しては、自分で出来る、出来ない、の判断をすることがとても大事です。 口腔ガンはさすがに、大学病院にいってくださいとお願いします。 入院が必要ですし、精密検査・血液検査が必要ですから。

外科的なことは、こちらでできるんですか?

だいたいできます。

インプラントって「怖い」ってイメージがあるんですけど。

インプラントは「認定医」でないと出来ないようにすればいいんですよね。 保険外・自費なので、「免許がなければダメ」とか、これといった制約がないので術者の技術に差があります。 海外は、歯医者でも専門分野で分かれています。 根っこの専門医、歯周病の専門医、外科の専門医、補綴(詰め物)の専門医など・・。 ハワイに行った時、歯医者の友達が「あのビル、歯医者の専門医がいるビルなんだけど、何人いるかわかる?」 って 聞かれたので、「10人位かな?」と答えたら「70人だよ」と言われました。 「なんで、1つのビルにそんな何軒も歯医者があるの?」 て聞いたら 「これは、抜歯なので、外科なので、2階の〇〇先生のところに行ってくださいね」と言われても同じビル内 なら患者さんが移動が楽だからだ、と教えてくれました。 点々と離れているよりは、いいですよね。 本来は、それぞれが専門性の高い技術が必要なのです。

どう素人は判別したらいいんでしょうか?

認定医かどうか?と、症例数は、多いことです。 一番大事なのは「診断」だと思うんです。

診断が大事?

診断が正しくないと、他の治療をされちゃいます。 診断を間違えているケースは、多々あります。歯医者だけでなく医者も です。 ですので、セカンドオピニオンが大事なのです。車も、同じです。 どこがダメかがわからない人だと、総取 っ替えされます。 「ここも変えましょう、あそこも変えましょう」と言っているうちに、お金がどんどんかかります。 社長業も一緒ですよね、常に決断しなきゃいけない。 違うことを「違う」と言えないとダメですね。

そういう判断を出来る先生を、選ばなくてはならないということですね。

それを見つけるのは大変ですよ。素人目には分からないですね。

インプラントについて、聞かせてください

井上 正人

CTを撮って、骨を作って、インプラントします。 インプラントは、5種類使っています。 コンピュータ上で手術のシュミレーションのできる、世界最高基準のものを使っています。 「ラジオフィックガイド」というガイドを使うと、一ミリの狂いもなくインプラントが打てます。 あとは、18年使っているITI(ストローマンジャパン) も使っています。 その二つがメインです。

インプラントで医院に通う回数は、どれくらいですか?

骨の状態がよければ、植え込みをして、土台を立てて、上物に2回、 メインに4回来院してもらいます 。 手術後の経過が大事なので、消毒だけでも3回ぐらい、結構来てもらいます。 今は、フラップレスといって、内視鏡を使って切り開かずにできる方法もあります。 歯ぐきを開かなくても、インプラントが可能な方は少数ですが、います。 でも、穴が小さい分ハイリスクです。
内視鏡でなく、目視しながらやるのは本来のやりかたです。
何はともあれ、患者さんの状況次第です。診断勝負です。

分院展開はいつから?

32歳です。大学のときからそのつもりでした。 経営のことを考えると、そのタイミングがベストでした。 3ヶ月に一回、院長会議をしています。

最後にメッセージをお願いします。

いいものを使って、良い治療を受けてほしいです。 お金をかければ、長く管理しようと思うじゃないですか。 結果、健康な生活が送れてます。

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